お金が2倍に増える、大よその期間を計算できる法則
お金が2倍になる期間(年)=72÷利率(%)
お金の話をする上で基本中の基本のお話をします。
まず「複利」という言葉は聞かれたことはあると思いますが説明はできますか?
「複利」とは一定期間ごとに元本につく「利息」が元本に組み入れられ、
増えた元本の「利息」がまた元本に組み入れられる・・・
雪だるまのようにお金が増えていくイメージが「複利」です。
お金を2倍に増やすために何年かかるかを簡単に計算できるのが「72の法則」です。
72を年利(%)で割れば必要年数がわかるのです。
例えば
1990年頃のバブル時期は郵便局の定額貯金の年利は7%~8%くらいでした。
72÷8=9 つまり9年で元本が倍になるのです!!!
100万円を郵便局に預けておくだけで9年で200万円になったんですよ。
だから親世代は真面目にコツコツと働いて貯金すればいい暮らしができると
子どもに教えたのです。
が、しかし!
現在、ゆうちょ銀行の定額貯金の年利は0.01%・・・
72÷0.01=7,200
100万円預けて倍になるのに 7,200年!!
孫やひ孫の世代の話でもありませんし、私も含め皆さん化石です。。。
もう一つ、現在「老後破産」が社会問題になっているのをご存知ですか?
老後の生活は自分たちが思っているほど安泰ではありません。
真面目にコツコツと会社員をしてきた方でも、わずか数千万の退職金と10数万の年金のみ。
数千万も退職金があって、10数万も年金があれば十分じゃないか!
と思われるかもしれませんが、お金は使えばなくなります。
底をつくのです。病気もします。住んでいる家や家電、 全てが老朽化します。
税金も支払わなければいけません。
現在、年金を受け取っている世代でさえ、困窮し生きるためのお金がなくて命を絶つ人が増えているのです。
どうして老後破産が増えているのか、どうして足りないのか
ここで簡単なシュミレーションをしてみましょう。
まず、老後に余裕はないけどそこそこ夫婦で暮らしていけるだろうと予測されている
月収金額は【30万円】と言われています。
(ただしボーナスや旅行に行ける余裕はありません)
皆さん、いつ死ぬかはわからないので65歳から30年生きるとします。
30万×12カ月=360万 360万×30年=1億800万円
ここから皆さんが受け取る年金(厚生年金)
と退職金を差し引いたとして足りないのは
約3,000万円!!
ただし会社員で40年以上、勤めあげ厚生年金をかけてきた人の場合です。
言わずもがな、ほとんどの方はもっと大きな金額が足りないのではないでしょうか?
現在、25歳の方が65歳までの40年間でに3,000万円貯めるためには
普通口座にに入れておくだけでは
毎月この金額を貯めないと貯まりません。
例えば
75万円を倍にする必要な利率は(72の法則で計算すると)
10年で倍にしたければ 7.2%
20年で倍にしたければ 3.6%
の金融商品に預けると倍に増えるわけです。
金利の差というものはこれほど大きな差になるということを分かっていただけただろうか。
ほんの少しの金利の差でも複利効果は大きいので預け替えて有効に増やしてもらいたい。
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